ファビオ・カペッロ氏【写真:Getty Images】
名将ファビオ・カペッロ氏は、レアル・マドリーのリーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ(CL)での優勝を予想している。19日、スペイン紙『アス』が報じている。
かつてマドリーを2度のリーガ王者に導いたカペッロ氏は「その歴史、伝統、選手のクオリティの面からみて、マドリーがリーガとCLの優勝候補だ。今年はバイエルン・ミュンヘンもいいが、それでもマドリーだ」と自身の見解を述べる。
そして、ジネディーヌ・ジダン監督について「カルロ・アンチェロッティ監督のアシスタントを務めたり、下部組織で指揮を執ったりと、彼は学ぶ時間を持った。従って、マドリーの監督に就任した時、何をすべきかを分かっていた」と述べ、「最初から、マドリーがスペクタクルという点で十分ではないと自覚しており、チームを戦う集団へと変えた」とその手腕を評価する。
またイタリア人の名将は「イタリア勢はマドリーとバルセロナには対抗できない。彼らがこの国でプレーすると、近年ではその魅力という点で我々は劣っているのがわかる」とコメントし、さらに「リーガとプレミアリーグもまた違う。リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマン、、、こうした選手はプレミアリーグにはいない」とリーグのクオリティも称賛する。
中でもグリーズマンについては「彼は戦えるし、諦めない、CL、EUROと2つのファイナルでの敗北は痛いだろうが、その苦しみを乗り越え、世界のベストプレーヤーの一人であることを示すだろう」と特別な評価を与えている。
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