インテルが獲得を狙うMFジョアン・マリオ【写真:Getty Images】
日本代表DF長友佑都が所属するインテルは、スポルティングCPのポルトガル代表MFジョアン・マリオの獲得交渉が難航していることから別の選手へターゲットを変更する可能性があるようだ。19日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
J・マリオの交渉が予想以上に難航しているようだ。その交渉を妨げる真の問題となっているのは、インテルがスポルティングCPに支払う4500万ユーロ(約51億円)の支払方法だとみられている。
欧州サッカー連盟(UEFA)は、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)制度によりインテルを牽制しているようだ。ポルトガル紙『レコルド』は、UEFAが買い取り義務付けの期限付き移籍による取引を好ましい取引だとみなしていないと報じている。
これによりインテルは、万一の場合に備え、そして高額を要求するスポルティングCPにプレッシャーをかけるためにも、代役として理想的であるニューカッスルに所属するMFムサ・シッソコの代理人と話し合いを行った。シッソコの移籍金は、J・マリオのそれよりも明らかに低い。インテルはシッソコの取引でも複数年の分割払いで獲得しようと現在模索中だと報じられている。
しかし、どちらにせよFFPを回避するには選手の売却が必至であることには変わらない。そこで、犠牲者として特定されているクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチの売却に向けて本腰を入れたと報じられている。
今夏これまで順調に補強を進めて来たインテル。しかし、ここに来て選手の売却という新たな壁にぶつかってしまったようだ。
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