ストークへ移籍したMFジョー・アレン【写真:Getty Images】
ウェールズ代表MFジョー・アレンは、友人から知らされるまでリバプールから移籍することになるとは知らなかったようだ。19日付の英紙『デイリー・テレグラフ』が報じている。
現代の移籍市場は、ますますテクノロジー化が進んでいるようだ。そのことを実感した選手が、先日開催されたEURO2016でウェールズ代表メンバーの1人としてチームを準決勝まで躍進させる貢献をしたアレンである。
アレンは、ワッツアップメッセンジャーを通じて友人から「親愛なるジョーへ、ストークへの移籍おめでとう」というメッセージを受け取った。そこで初めて、自分がリバプールからストーク・シティへ移籍したことを知ったという。
アレンは「悔しくて腹が立ったね。特に僕を移籍させたいかどうかということでさえ何も知らされてはいなかったことが腹立たしかった」と返答。さらに、「あまりコミュニケーションが取られていなかったし、これが移籍市場を行うベストなやり方だとは思わない」と当時の心境を語っている。
「あれはベストな別れ方ではなかったけれど、一度も感情的にはならなかったね。きっとリバプールでは継続的にプレーすることに苦労していただろうし、出番をもらうために僕のチームメートの出場停止処分や怪我を期待する気にはなれなかった。だからストーク・シティで新たな冒険を始めることにワクワクしているよ」
あらゆる面でテクノロジー化が進んでいる現代。それにより、近い将来SNS上で本格的な移籍市場が行われる時代が訪れることになるかもしれない。
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