ユナイテッド時代のMFナニ【写真:Getty Images】
今夏にバレンシアへ移籍したポルトガル代表MFナニが驚きの告白をした。18日付の英紙『ガーディアン』が報じている。
ナニは2007年にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍。そこで過ごした8シーズンで、プレミアリーグを4度制覇すると、さらに2度のキャピタル・ワン・カップ、5度のコミュニティ・シールド、そしてチャンピオンズリーグとクラブワールドカップをそれぞれ1度優勝へ導く貢献をした。
キャリアにとって栄誉ある時を過ごしたにもかかわらず、ナニは「僕の人生で最高の時になるはずだったんだ。だけど、それが最悪の時へと変わってしまった」と当時を振り返っている。
「あのような契約を結べば、人々がいつも傍にいて助けてくれるだろうって普通は思うはずだけど、全くその逆だった。そしてストレスに襲われたよ。憂鬱だったし、それからそういう時に限って怪我に見舞われたんだ。最悪な時だったね」
ナニは、ユナイテッドで230試合に出場し、40得点と73アシストを決めた。しかし、アレックス・ファーガソン監督の後任監督に就任したデイヴィッド・モイーズ監督の下では、怪我の影響もあり出場数が激減。昨季にはトルコ1部のフェネルバフチェへ移籍し、今年からバレンシアへ移籍することが来まっている。
ユナイテッドで数多くのタイトルを獲得したナニだが、所属晩年の苦い記憶が印象に残っているようだ。
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