現役復帰した元リバプールのDFジョン・アルネ・リーセ【写真:Getty Images】
かつてリバプールで活躍した元ノルウェー代表DFジョン・アルネ・リーセが、インドで現役復帰することが決まった。18日にインド1部のチェンナイインが公式サイトで報じている。
来月に36歳を迎えるリーセは、精神的に適切なサポートをすることが保証できないとして今年の6月13日に母国ノルウェーのオーレスンFKで現役引退を表明。かつてリバプールやモナコやローマで活躍した同選手は、公式戦680試合に出場して52得点を決めた立派なキャリアに幕を閉じたかのように思われていた。
しかし、その僅か数ヶ月後にインドのチェンナイインで現役復帰を表明。インドへは2015/2016年シーズンに過ごしたデリー・ディナモス以来の復帰となる。リーセは「僕は6月に一度サッカーから身を引いて休憩しようと決断していたんだ。だけど現役復帰の可能性はずっと保ち続けていた」と入団記者会見で現役引退から復帰までに至った経緯について明かした。
リーセが現役復帰する決断に至ったのは、かつてインテルとイタリア代表で活躍したマルコ・マテラッツィ監督の説得のおかげだという。
「マルコと話をした後に再び新たなやる気が沸いて来たんだ。僕の決断に大きな影響を及ぼしたマルコには感謝しているよ。彼のためにプレーできるチャンスがもらえたことを誇りに思っているし、彼の傍で仕事をすることは、将来指導者を目指したい者としても僕にとって素晴らしい経験になるはずなんだ」
セリエA時代には、お互いに対戦したことがあるリーセとマテラッツィ監督。これからはインドで共に同じ目標に向けて協力し合って行くことになる。
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