ブランチの値段は……「魅力的な価格を出す自信がある」
――このたびJリーグと契約を締結しました。このプロジェクトはいつから開始したのでしょうか?
「2月頃から予定していました」
――2月からJリーグと交渉を?
「放映権の契約にあたってJリーグとの手続きやプロセスがあって、我々はそれに則ってやったまでです。当然我々以外の企業さんもまったく同じスケジュール、タイムラインで行っていたと思います」
――ライバル会社との競争に勝つ自信は?
「パフォームグループは100%スポーツに特化した会社です。海外のノウハウや制作、放映のノウハウなどを考えると、非常に自信を持っていました」
――今回、NTTとパートナーという形ですが、それが決まったのはいつ頃でしょうか?
「実際の日付は分かりません。この1ヶ月から少しくらいのところだと思います。ずっと話し合いの中には入っていましたが、実際決まったのは同じタイミングです」
――契約発表時、ジェームズ・ラシュトンCEOはファンが視聴する料金を『ブランチくらい』だと言っていました。日本でブランチは馴染みがないことで、なかなか想像できない。いくらくらいのイメージなのでしょう?
「DAZNの基本的な概念として、放映コンテンツの契約先にもバリューを与えるのが基本線としてあります。当然ファンのために、それと契約先のため。そのバランスであって、コンシューマーにとって魅力的であるとともに、契約先にとっても魅力的である必要があります。なので、非常な繊細なバランスを取った上で、価格を設定しています。
我々は日本人のコンシューマーに合った制作を行いますし、さらに豊富なコンテンツを用意しています。Jリーグやブンデスリーガ、Vリーグ、UFCなどがありますし、これからも増やしていく予定です。
また、これらをテレビを含むマルチデバイスで見られることが、いかに魅力的であるか。もちろんこれらはコンシューマーの方から評価していただくものだと思っていますけれども、魅力的な価格を出していける自信はあります」