ヘーレンフェーンに移籍した小林祐希【写真:Getty Images】
ジュビロ磐田からオランダ・エールディビジのヘーレンフェーンに移籍した日本代表MF小林祐希が、新天地での加入会見に臨んだ。
移籍発表の際には、「小林祐希という生意気なガキに温かく広い心で接してくれたスタッフ、チームメイトには、本当に感謝しています」というメッセージを残した小林だが、13日に行われたガンバ大阪戦後には退団セレモニーで涙を見せる一面も見せた。
6月のキリンカップで日本代表に初招集された小林だが、ヘーレンフェーンでのプレーを通じて代表定着を目指しているようだ。さらに小林は、その先にある夢を掲げた。
「日本代表としてワールドカップでプレーし、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドのような選手と同じステージでプレーできることを願っている」
また、小林を獲得するために日本まで直々に視察に訪れたというテクニカルマネージャーのゲーリー・ハムストラ氏は、「我々のスカウトは大きな賛辞に値する。我々が良いネットワークを持ち、正しいコンタクトをしたということだからね。彼の到着は、良いチームワークの現れだ」と、小林の獲得に自信を見せた。
昨季は12位と低迷したヘーレンフェーンは、今季から就任したユルゲン・シュトレッペル監督のもと再スタートを切る。小林は指揮官の印象について、「彼はハートで話し、選手を家族のように扱ってくれる」と述べた。
なお、ヘーレンフェーンでの背番号は東京ヴェルディでの2年目でも背負った「21」に決まった。
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