移籍が噂されるFWカルロス・バッカ【写真:Getty Images】
ミランのエースであるコロンビア代表FWカルロス・バッカは、スペインへ復帰するかもしれないようだ。16日にスペインラジオ『エスポーツ・CVラディオ』が報じている。
昨季にセビージャから移籍して来たバッカは、財政難のミランに唯一資金をもたらせる選手として今夏に売却の対象にされてきた。しかし、同選手は獲得を強く望んだウェスト・ハムから提示されたオファーを拒否。その上、ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督もバッカの残留を望む発言をしたことで、移籍の可能性が消滅したとみられていた。
しかし、バッカの将来は未だ不透明のようだ。バルセロナへFWパコ・アルカセルを売却する可能性のあるバレンシアがバッカを代役として考えており、ミランへオファーを提示するかどうかについて現在検討中だと報じられている。
それにより、アヤックスに所属するFWアンワル・エル=ガジがバッカの代役として浮上した。同選手は、過去にレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドと比較されたこともあるほどのオランダの逸材。代理人のジョルジュ・メンデス氏は、同選手をミランへ連れて来たいようだ。
そこで、今夏にMFアンドレ・ゴメスの取引を行ったバレンシアのピーター・リム会長と同氏が良好な関係にあることから、同会長が資金難にあるミランとメンデス氏に手を貸す可能性があると報じられている。
メンデス氏が担当するマンチェスター・シティに所属するフランス代表DFエリアキム・マンガラの獲得も狙っていると報じられているミラン。いよいよここからミランの補強が本格的に動きだしそうだ。
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