移籍の噂がされる本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表FW本田圭佑は、やはり今夏の放出対象とされているようだ。13日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じた。
今季からミランの指揮官に就任したヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、サイドアタッカーの獲得を望んでいると報じられている。以前から獲得の噂がされているのが、チェルシーに所属するコロンビア代表MFフアン・クアドラードとアヤックスに所属する21歳のFWアンワル・エル・ガジだ。そうなれば、資金面においても本田かMFスソがポストを明け渡すことになるとみられている。
レンタル先のジェノアから戻ったスソは、今夏のプレシーズンに主役となって活躍。ボルドーとの親善試合では2得点を決め、モンテッラ監督が採用する4-3-3の布陣で右ウィングとして説得力のあるパフォーマンスを披露している。
そこで、先日行われたTIMカップで対戦したリーガ・エスパニョーラのセルタ・デ・ビーゴが、スソの獲得のために700万ユーロ(約8億円)を提示。しかし、少なくとも1000万ユーロ(約11億円)以上を要求しているミランは、そのオファーを拒否したと報じられている。
スソがチームへ残れば、必然的に放出の対象となるのが本田だ。本田はチームへ貢献しようと常に熱心にトレーニングに励んでいるが、今季で契約が切れることやモンテッラ監督のお気に入りの選手ではないことから、オファーが届き次第クラブは今夏に売却するつもりでいるとみられている。
前日に発表されたレガ・カルチョによって今季も背番号10番を背負うことが確認された本田。しかし、今夏の補強の犠牲にされてしまう可能性は高いようだ。
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