ディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチンサッカー界の英雄ディエゴ・マラドーナ氏は、リオネル・メッシの代表引退を撤回させるのは困難と見ているようだ。10日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。
マラドーナ氏は、アルゼンチン代表のエドガルド・バウサ新監督が、バルセロナまで行き、メッシと代表続行について会談を行う件に関し「メッシは代表でのプレーにノーと言うだろう」と述べる。しかし、「これは私の意見であって、きっと私は間違えるだろう」と自身の予想が外れることを願っているようだ。
そして「メッシには復帰を頼み込まねばならない。だが、状況は非常に冷え切っており、バウサ監督はやらなければならない事が他にもたくさんあり、それにも従事しなければならない」と問題が山積みのアルゼンチンサッカー界を嘆く。
話はリオ五輪の予選グループで敗退した代表チームにもおよび、「我々は、ゴールゲッターが誰で、メンバーが誰かも知らないチームを送りこんでしまった」と述べ、そして、1-1とドローに終わり、敗退に追い込まれた相手ホンジュラス代表には「ホンジュラス人というのは、野球はうまくプレーするだろうが、サッカーは何も知らない奴らだ」と毒づいている。
ロシアワ-ルドカップへの道のりが難しいと述べるマラドーナ氏は、「何が起こるかだなんて話したくもない」と母国の惨状を憂いている。メッシの代表でのプレー続行は実現するのか、そして南米のサッカー大国の今後はどうなってしまうのか。
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