バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長【写真:Getty Images】
移籍マーケットの締切まで残り1ヶ月を切っているが、バルセロナはあとひとり選手を獲得することになりそうだ。10日付け『アス』が報じた。
バルセロナはこの夏の移籍マーケットでフランス代表DFサミュエル・ユムティティ、フランス代表DFリュカ・ディニュ、ポルトガル代表MFアンドレ・ゴメス、スペイン代表MFデニス・スアレスを獲得している。
ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は、バルセロナの公認ファンクラブたちが集う会合に出席し「クラブは移籍マーケットが閉まるまでに新しい選手を獲得する」と認めた。
さらに、バルトメウ会長は「割り当てられた約1億ユーロ(約113億円)の選手への投資資金のうち、8000万ユーロ(約90億円)を移籍金に使った」と語り、「クラブは2000万ユーロ(約23億円)を選手獲得に使えることとなる」とクラブの財政状況を説明した。
兼ねてよりバルセロナはFWの選手層が課題となっており、数多くの選手が報じられていた。しかし、ケビン・ガメイロ(アトレティコ・マドリーへ移籍)やルチアーノ・ビエット(セビージャに移籍)など、いずれも失敗に終わっている。
FW補強が進まないことに、ルイス・エンリケ監督は「このままのチームでも問題はない」と語り、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”の控えに不安を抱えたままシーズンに挑むこともやむなしという姿勢を見せていた。
バルセロナに残された時間はおよそ3週間、使える金額は2000万ユーロという限られた条件の中で、再びFW探しを試みることになりそうだ。
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