岡山湯郷ベルの残留を表明した宮間あや【写真:Getty Images】
なでしこジャパンの宮間あやは、岡山湯郷ベルに残留することをクラブのオフィシャルサイトを通じて発表した。
宮間は結城治男監督代行との対立が報じられており、岡山を退団するのではといわれていた。オフィシャルサイトを通じ、「多くのファンの皆様や関係者の方々にご心配をおかけし、申し訳ありませんでした」と謝罪を述べた上で、クラブに留まることを明らかにした。
「話し合いの結果、チームに残留させていただくことになりました。まずはリハビリに集中し、一刻も早く、チームに復帰できるように頑張りたいと思います」
一方、GK福元美穂、MF葛間理代、DF高橋佐智江、FW松岡実希の4選手が退団することもあわせて発表された。
これまでなでしこジャパンを支え、2003年から岡山一筋でプレーしてきた福元は、謝罪と感謝を述べた上で、現在の心境を吐露した。
「この度は突然の退団発表となったことを心よりお詫び申し上げます。シーズン途中、そして、勝てていない今、このような形でチームを去ることは大変無責任に思いますし、私自身、悔しく重い決断でした。勝てない現状に責任を感じ、とにかく勝つために必死の毎日でした。そのような中で気付かないうちに色々なバランスが崩れて、人を思いやるという部分が疎かになってしまっていたのかもしれません。
15年目の今日まで、たくさんの方々と出会い、多くの愛をいただき、チームと共に成長出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。色んな事情があり、皆様の前できちんとお伝え出来ず、本当に申し訳ございません。これからも続いていくサッカー人生では、今までの感謝を心に刻み、私なりの道を進んでいきたいと思います」(一部中略)
岡山はなでしこリーグで11試合2勝1分8敗の8位(全10チーム)。リーグ戦でも6連敗中と苦しい状況に立たされている。チームの主軸である宮間は残留したが、4選手が一挙に退団したことは今後のリーグ戦に向けて大きな痛手となってしまいそうだ。
【了】