リオ・ファーディナンド氏【写真:Getty Images】
かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したリオ・ファーディナンド氏は、サッカー界の異常なインフレについて苦言を呈している。6日付の伊紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じた。
ファーディナンド氏は、ユナイテッドで12シーズンを過ごした。その間に、クリスティアーノ・ロナウド(現レアル・マドリー)、ライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、そしてウェイン・ルーニーと様々なワールドプレイヤーとプレーして来たが、間もなくユベントスから同クラブへ移籍するとみられているポール・ポグバの移籍金と年俸は高すぎると考慮している。
「ポグバが1億ユーロ(約112億円)以上の価値があるのかどうかは私には分からないけれど、世の中に年俸2000万ユーロ(約22億円)以上の価値がある選手などいない」とポグバだけではなく現在のサッカー界のインフレ状態に苦言を呈した。
一方ファーディナンド氏自身も当時のDFとして最高額の移籍金でユナイテッドへ移籍した。「12年間で6回プレミアリーグを制してその元は返したさ。そういう点で見れば、クラブは良い買い物をしたと思うよ」と当時のことを振り返っている。
ファーディナンド氏に限らず、すでに多くの人がポグバの移籍金に疑問を感じているようだ。
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