移籍が噂されるMFブレーズ・マテュイディ【写真:Getty Images】
ユベントスは、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が迫っているフランス代表MFポール・ポグバの代役に、再びポグバと同代理人の顧客を獲得するようだ。2日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じた。
ポグバの代役を探しているユベントスは、以前からパリ・サンジェルマンのブレーズ・マテュイディに関心を示している。代理人がポグバと同じミーノ・ライオラ氏であることからも、同選手の取引中に何度も獲得を勧められたようだ。
マテュイディの放出を仄めかすかのようなエピソードが起きた。フランスでスーパカップが開催され、PSGとオリンピック・リヨンが対戦。試合はPSGが4-1で勝利したが、マテュイディはベンチに座ったまま出場する出番が与えられなかった。
現在29歳のマテュイディは、2011年にPSGへ移籍。5年間で240試合に出場し、26得点と23アシストを決める活躍で国内タイトル獲得に貢献した。しかしマテュイディは、クラブと2018年まで契約が結ばれているにもかかわらず、新たな経験を積むために移籍したいことをこれまで何度もクラブの幹部に伝えている。
そこで、PSGのオーナーであるナーセル・アル=ヘライフィー氏は、マテュイディを2500万ユーロ(約28億円)で売却することを決意。ユベントスは、ポグバの売却が正式発表される前にすでに同選手の獲得へ乗り出すつもりでいると報じられている。
タイトルマッチで起用されなかったことは、移籍市場へ伝える何か重要な合図なのかもしれないようだ。
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