ローマへの移籍が迫るDFトーマス・ヴェルメーレン【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレンのローマ移籍がほぼ確実的となったようだ。6日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ.com』が報じた。
2014年にアーセナルからバルセロナに移籍したものの、負傷による長期離脱で2シーズンで僅か21試合の出場にとどまっているヴェルメーレンは、今夏の移籍が噂されている。そこで以前から同選手の獲得を望んでいたローマへの移籍が浮上した。
ヴェルメーレンは、昨季の途中から就任したローマのルチアーノ・スパレッティ監督のお気に入りの選手だ。そのことから交渉が開始し、同選手との個人合意にまで行き着いたローマは、先日からクラブ間合意に向けてバルセロナと交渉を行っている。
そして同日、ローマは200万ユーロ(約2億円)のレンタル料を支払うことで、バルセロナと約1000万ユーロ(約11億円)に設定された買い取りオプション付きの期限付き移籍でクラブ間合意に至った。ヴェルメーレンは、翌日の現地時間13時半にローマへ到着することになると報じられている。
さらに、月曜日にはすでにメディカルチェックも予定されているとのことだ。そのためヴェルメーレンは、同日ウェンブリー・スタジアムで対戦したリバプールとバルセロナの親善試合でベンチには座ったものの、怪我のリスクを避けてプレーをしていない。
シーズン開始から2名のDFを失うという悲劇に襲われたローマだが、先日トッテナムから加入したDFフェデリコ・ファシオに加え、これで課題とされていたDF補強が無事完了しそうだ。
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