中国資本への売却が決まったミラン【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのミランがついに中国資本への売却を発表した。5日、ミランの親会社である『フィニンヴェスト』が発表した。
ミランは近年シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が財政難からクラブ売却を目指していた。昨季タイ人資本家ビー・テチャウボン氏への株式売却で合意したが、結局売却は実現しなかった。
今回ミランの買収で合意した中国コンソーシアムは個人投資家が保有する株式を除く株式93.93%を7億4000万ユーロ(約833億円)で買収するとみられている。今夏の移籍市場へ資金投入を間に合わせるため、急ピッチで手続きを進める見込みだ。
買収の全ての手続き終了は12月末と予想されている。1986年にシルビオ・ベルルスコーニ氏が買収してから30年間が経ったミラン。チャンピオンズリーグ優勝7回、セリエA優勝18回とバルセロナに次ぐ国際大会タイトルホルダーである名門は中国資本によって復権を果たすのだろうか。
【了】