移籍が噂されるDFダビド・アラバ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、バイエルン・ミュンヘンのオーストリア代表DFダビド・アラバに対してメガオファーを提示していたようだ。4日付のスペイン紙『アス』が報じた。
マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、チームの守備を補強するための相応しい選手がアラバだと特定したと報じられている。アラバは、サイドバック、3バックの左、インサイドハーフ、ウィングとポジションに関係なくプレーが可能な万能選手だ。先日行われたEURO2016でも彼の多彩さがオーストリア代表にとって強みになっている。
今夏にアラバの獲得を本気で狙っているマドリーは、バイエルンに巨大なオファーを提示したようだ。6500万ユーロ(約73億円)に加え、フランス代表DFラファエル・ヴァランの保有権を付けるというものだが、それでもバイエルンは首を立てには振らなかったと報じられている。
バイエルンは、チームの至宝を8000万ユーロ(約89億円)と評価しているためにマドリーのオファ―を断ったとみられているが、マドリーにはまだアラバを獲得するための希望が残されているとのこと。バイエルンはポルトガル代表DFペペの保有権をオファーに加えれば、取引に応じる構えであることを告げたとみられている。
バイエルン指揮官のカルロ・アンチェロッティ監督は、マドリー時代にコーチしたヴァランとペペの両方をよく知っている監督だ。果たしてこの大型移籍が実現するのかどうか、今後の展開に注目が詰まりそうだ。
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