ミランの本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランの日本代表FW本田圭佑にとって親善試合チェルシー戦は定位置確保のための貴重な機会となりそうだ。3日、イタリア『ミランニュース.it』が報じている。
現地時間の3日にミランはインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)にてチェルシーと対戦する。同試合で本田は4-3-3の右ウイングで先発出場を果たすとみられており、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督にとって貴重なアピールの機会となるとみられている。
モンテッラ監督はこれまで4-3-3のシステムを中心に据えており、右ウイングはスソを起用してきた。しかし、チェルシー戦で数人のメンバーを交代させるようだ。注目が集まるのは右ウイングの本田と、左サイドバックのDFダビデ・カラブリア、そしてアンカーとして出場するとみられるMFユライ・クツカだ。
本田はここまで親善試合ボルドー戦で2ゴールを決めるなど存在感を示すスソとの先発争いで勝利するための重要なアピールの機会となる。パスサッカーを志向するモンテッラ監督のスタイルに適応し得点に絡んでいきたいところだ。
一方で、主将MFリッカルド・モントリーボに替わってアンカーに入るクツカに対しても注目が集まっている。中盤でゲームの組み立てができる選手の獲得を希望していたモンテッラ監督だが、ミランの株式売却が難航している影響で補強は期待できない状況となっている。クツカが新たな役割をこなすことができれば同指揮官にとって大きな補強となるだろう。
クラブからのサポートが少ない中で結果を出していきたいモンテッラ監督。本田は同指揮官の信頼を勝ち取ることはできるのだろうか。
(文:Keiske Horie)
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