ミランが獲得を狙うDFマテオ・ムサッキオ【写真:Getty Images】
日本代表FW本田圭佑が所属するミランだが、未だに補強が全く進んでいないようだ。2日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ.com』が報じている。
ミランが以前からセンターバックの補強選手として獲得を狙っているのが、ビジャレアルに所属するDFマテオ・ムサッキオだ。資金難に悩まされているミランは、エースのFWカルロス・バッカを売却して獲得資金を得ようとしていたが、同選手がオファーを拒否したことにより交渉は停滞していた。
既にムサッキオと個人合意に至っているミラン。しかし問題は、獲得するための方法が買い取り権付きでの期限付き移籍しかないということだ。未だにクラブが売却されていないことで、支払いはおろか、将来の買い取り義務を保証することさえも不可能である。一方でビジャレアルは、少なくとも買い取り義務のオプションを要求したが、ミランはオファーを拒否。その結果、現時点でのムサッキオの獲得は不可能となった。
ミランは現在DFが緊急事態にある。先月に左足首を手術したことで長期離脱を強いられているDFクリスティアン・サパタに加え、先週にはDFロドリゴ・エリーも左の太ももを怪我をし、チームから離脱中だ。
未だにクラブが売却される見通しもつかず、資金難で補強もまともにできないミラン。事実、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の就任を発表してから、同指揮官の要望には全く応えられていない。財政難のため現時点では選手が売却されない限り、全く身動きが取れない状況のようだ。
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