移籍が囁かれるMFバスティアン・シュバインシュタイガー【写真:Getty Images】
先日ドイツ代表からの引退を表明したマンチェスター・ユナイテッドのバスティアン・シュバインシュタイガーが古巣へ復帰する可能性が浮上しているようだ。2日付の英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
ユナイテッド指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督は、今夏に9名の選手を放出すると報じられた。その選手の1人が、昨季に加入したシュバインシュタイガーとみられている。
前日に32歳を迎えたばかりのシュバインシュタイガーは、怪我のせいで昨季のプレミアリーグには18試合にしか出場できず、期待外れのパフォーマンスしかできなかった。その上週休20万ポンド(約2700万円)という年棒の高さから、クラブは移籍金を下げてでも今夏に同選手を売却したいと考えているようだ。
そこで、古巣バイエルン・ミュンヘンがシュバインシュタイガーの復帰を考えている。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、「もし彼がここへ戻りたいと望めば、我々は彼と話をする準備ができている」と可能性についてドイツ紙『ビルト』で明かした。
さらにキャプテンのフィリップ・ラームも「それだけの価値がある選手だと考慮されていることは大事なことさ。彼のような人間なら、何でも、そして誰をも知っているこのクラブでプレーする宿命にあるんだよ」とシュバインシュタイガーの復帰を歓迎している。
1998年にバイエルンのユースチームへ加入し、トップチームで過ごした13シーズンで342試合に出場し、45得点と69アシストを決めたシュバインシュタイガー。果たして古巣への帰還が実現するのか、その去就に注目が集まりそうだ。
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