途中出場で豪快FKを沈めた久保建英【写真:星野志保】
2日、味の素フィールド西が丘にて第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の準決勝、FC東京U-18vs川崎フロンターレU-18が行われた。
FC東京は今大会全試合で途中出場となっている久保建英がこの試合もベンチスタート。半谷陽介がワントップを務めた。
序盤からFC東京ペースで進んだ試合は、前半14分にFC東京の内田宅哉が左から抜け出しクロスを送り、生地慶充がボールを合わせるがゴールにはつながらない。その4分後には、平川怜が豪快にミドルシュートを放つが、これはクロスバーに阻まれる。
しかし、川崎フロンターレも守備一辺倒になることもなく、FC東京陣内に攻め入る。そして前半27分、田中碧のスルーパスから抜け出した栗脇拓人がワンタッチコントロールしてそのままシュート。これが決まって川崎が先制点をあげる。
川崎が1-0で前半を折り返すと、後半からFC東京ベンチが動く。
後半開始から15歳の久保を投入。その久保は、序盤キレのあるドリブルでバイタルエリアへ仕かけると、川崎ディフェンダーがたまらずファール。ペナルティエリア少し外の位置でFKのチャンスをつかむと、そのチャンスを自ら直接豪快に決めて、ゲームを振り出しに戻す。
久保の投入で明らかにリズムが変わり、ゲームはFC東京ペースに。そして後半10分、今度は久保と同じ「00ジャパン」の要である平川が中央で受けたボールをそのままドリブルから左足で一閃。さらに3分後には、左サイドで得たFKで、生地のボールに内田がヘディングで見事に合わせてダメ押し弾。
その後、半谷や松岡瑠夢などにもゴールが生まれ、終わってみれば5-1で勝利。FC東京が2大会ぶりの決勝進出を果たした。
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