エンジェル投資家として賞金を投資することを明かした本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表の本田圭佑は、ファーストペンギン賞を受賞した際に授与された賞金5000万円をエンジェル投資家としてベンチャー企業に投資することを自身のインスタグラムで明かした。
エンジェル投資家とは創業間もない企業などに資金的な援助を行う個人投資家のことである。本田は今年5月にデジタルガレージ社が行うファーストペンギン賞の第1回受賞に選ばれている。
同社は、ファーストペンギン賞の名前の由来を「海の中にいる獲物を得るために自らを危険にさらすことを覚悟して、氷床から真っ先に海に飛び込むペンギンになぞらえたもの」としている。
本田は自身のインスタグラムで、賞金5000万円の全額をベンチャー企業に投資していくと投稿している。
「これからそのお金をエンジェル投資家としてスタートアップやベンチャー企業に全額投資していきます。こんな光栄な賞で頂いた5000万円を何に使うか考えました。1つの答えとして、ファーストペンギンに成る可能性のある賢くて勇敢なスタートアップやベンチャー企業の起業家達に投資をしようと勝手ながら決めさせて頂きました。
先ずは10社くらいに投資していこうと考えてます。今回の賞金に限らず今後もKSK Angel Fundを通して次世代に少しでもより平和で明るい未来を残せるようにエンジェル投資家として可能な限り投資し続けていこうと考えています。行動あるのみ」(一部中略)
オーストリア2部リーグのSVホルンでオーナーを務め、最近ではマサチューセッツ工科大学メディアラボの特別研究員への就任や、ユナイテッド・ネイションズ・ファンデーションの「Global Advocate for Youth」に任命されるなどピッチ外で精力的に活動している。
Global Advocate for Youth就任の際には、自らを「サッカー選手であり、起業家であり、教育者」と位置付けていたが、その肩書に「投資家」が新たに加わることとなった。
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