メスに加入した川島永嗣【写真:Getty Images】
今季からフランス・リーグアンに昇格したFCメスは、日本代表GK川島永嗣を1年間契約で獲得したことを発表した。しかし、その船出は順風満帆なものではないかもしれない。
メスは川島を獲得した公式リリースで、「第3GKとしてのポジションを務める」と異例の発表をしている。
現在、メスのGK陣には20歳のトーマス・ディリオンと26歳のダビド・オーバーハオザーが所属しており、リーグドゥ(2部)を戦っていた昨季はディリオンが正GKを務めていた。
リリースでも、「2016/17シーズンの川島はヒエラルキーの3番目で、ディリオンとオーバーハオザーに豊富な経験をもたらす」とされている。
昨季はリーグ後半戦からスコティッシュ・プレミアリーグのダンディー・ユナイテッドに加入して正GKを務めていたが、チームは低迷から抜け出すことができず2部に降格。川島もシーズン限りの契約だったため、退団してフリーとなっていた。
ダンディー・U加入前は半年の無所属期間が続くなど苦難の時を過ごしていた川島だが、新天地フランスでも厳しい戦いが待っているかもしれない。
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