レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのガレス・ベイル、トニ・クロース、ペペ、EURO2016で活躍した彼らがいよいよチームに合流し、欧州王者マドリーが本格的に動き始める。31日、スペイン紙『アス』が報じている。
7月31日、上記3選手がチームに合流した。とはいっても、本体はアメリカ遠征中であり、彼らの移動時間を嫌ったジネディーヌ・ジダン監督の意向で、3人はマドリードでトレーニングを行うことになっている。
8月9日には最初の公式戦UEFAスーパーカップ(vsセビージャ)が控えており、チーム作りに不安が残るが、『アス』紙によると、ジダン監督はこの3選手抜きでも不安を感じていないということだ。ペペについては、ラファエル・ヴァランとナチョで穴埋めが可能であり、クロースに関しては、ルカ・モドリッチとカゼミーロが9日にはプレー可能であり、残りの1枠をイスコ、ハメス・ロドリゲスらで穴埋めできると計算しているようだ。
しかし、唯一不安があるとするとベイルだと指摘し、仮にベイルが充分にプレーできないなら、慣れ親しんだ4-3-3を捨て、アルバロ・モラタとカリム・ベンゼマの2トップによる4-4-2で試合に臨まねばならないのではと見ている。
バカンスの短さ、過密日程は強豪チームの宿命だ。全てのタイトル獲得を目論むマドリーにとっては、スーパーカップも軽視できるものではない。ジダン監督の手腕が問われるシーズンが始まる。
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