バスティアン・シュバインシュタイガー【写真:Getty Images】
先日ドイツ代表からの引退を表明したバスティアン・シュバインシュタイガーに母国復帰の可能性が浮上した。
英紙『エクスプレス』は、マンチェスター・ユナイテッドでジョゼ・モウリーニョ監督の構想から外れたシュバインシュタイガーにシャルケが興味を示していると報じた。同選手はすでにユナイテッドのトップチームの練習から外されているという。
シャルケは中盤に経験豊富な選手を求めているが、シュバインシュタイガーには高額な給与の問題を解決せねばならない。ユナイテッドで受け取っている週休27万5000ポンド(約3700万円)を支払う力はなく、選手に減俸を受け入れさせるか新たなスポンサーを見つけるなど資金源が必要になる。
一方、独誌『キッカー』によれば古巣バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはシュバインシュタイガーのブンデスリーガ復帰を「100%ないと確信している」と言い切った。
「バイエルンが彼のクラブであり、ブンデスリーガの他のクラブでプレーすることは決してないだろう。もし(ドイツ復帰が)実現すれば特大のサプライズだ。ユナイテッドに残って新たな監督の下で目標に向かってトライする彼が見える。モウリーニョを驚かせるんじゃないか」
仮にシャルケ移籍が実現すれば、下部組織時代から在籍したバイエルンへの“裏切り”と捉えられてもおかしくない。居場所を失ったシュバインシュタイガーはどこへ向かうのか。1年前に続き、再びキャリアの岐路に立たされている。
【了】