セスクが寵愛するスパイク
プーマの名品「パラメヒコ」が最新テクノロジーをまとった――。そんな第一印象を覚えるのがプーマの新作「evoTOUCH(エヴォタッチ)」だ。
比類のないコントロールと極上のタッチを実現するエヴォタッチは、プレーメーカー型の選手を想定して製作されている。日本代表ではMF長谷部誠(フランクフルト)、海外ではMFマルコ・ベッラッティ(パリSG)、MFサンティ・カソルラ(アーセナル)、そして、MFセスク・ファブレガス(チェルシー)らが新シーズンより着用する。
スペイン出身の司令塔セスク・ファブレガスは、広い視野と正確無比なパスを武器に、2014/2015シーズンから英プレミアリーグのチェルシーでプレーしているが、チームは昨季「ミラクル・レスター」の優勝の影で10位に終わっている。新シーズンに名誉挽回を懸ける29歳のセスクにとって、エヴォタッチは心強い味方になりうる。
セスクがパサーとして天才的である所以は、広い視野から決定的なラストパスを出す点にある。彼がその能力を発揮するためには、スパイクのグリップ力、自在なボールタッチが欠かせない。
エヴォタッチに足を通すと、蛍光イエローの「エヴォニットソック」が足全体を包む。内部のかかと部に搭載されたすべり止め「グリップテックス」、ヒール部分を補強した「エクスターナルヒールカウンター」が、足のブレを防止し、フィット感を向上、プレーに安定感をもたらしてくれる。
一瞬の判断で試合を決定付けるセスクのようなファンタジスタにとって、判断の基礎となるスパイクの安定性は、重要視する項目のひとつだろう。アンクルを保護しつつ安定性を高める工夫は日々進化しているが、エヴォタッチのそれは機能的にもデザイン的にもシャープな印象を受ける。