ミラン過激サポーターは売却が進まないことに抗議デモを決行した【写真:Getty Images】
ミランのサポーターは、クラブの売却交渉が一向に進展しないことに苛立ち隠せず、ついに抗議行動に出た。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。
近年は資金難に苦しんできたミランは、中国企業グループへ売却されることが決定的となっている。売却が決定すれば多額の投資資金を得られるが、いまだに正式な発表はない。
シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長が心不全で入院していたことも原因のひとつとされているが、交渉の進捗に関しては不透明な部分も多い。
売却がなかなか進まないことに、ミランの過激サポーターグループ『クルヴァ・スッド』のメンバー約100人がサン・マルティーノ聖堂の周辺で抗議デモを決行。
アドリアーノ・ガッリアーニCEOも含め、「中国人とは何者か?」「もうたくさんだ!」「ガッリアーニはミランの厄介者」「ファンにリスペクトを」などと書かれたバナーを掲げ、さらには発煙筒も焚くなどクラブ経営陣を強烈に批判した。
ベルルスコーニ名誉会長はすでに退院しており、今月中には何かしらの進展があるとも言われているが、サポーターの怒りは頂点に達しているようだ。
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