パリ・サンジェルマンのウナイ・エメリ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーとのプレシーズンマッチに3-1で完勝したパリ・サンジェルマン(PSG)。ウナイ・エメリ監督は「マドリーは主力がいなかった」と結果を慎重に受け止めている。28日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
セビージャをヨーロッパリーグ3連覇へ導いた知将は、「今はプレシーズンだ。結果は重要ではない」と完勝にも素っ気ない。そして、「確かに、結果やプレー内容は我々に自信を与えてくれるし、物事が順調に行っているが、慎重でなければならない」と続ける。
そして、悲願のチャンピオンズリーグに向け、立ちはだかるであろうマドリーには「主力がいなかった。まだマドリーには多くの事が欠けていたが、それもそうであろう」と述べ、「両チームの目標は、それぞれが目指すところへの準備である。この試合で我々が特別大きな何かを与えたわけではない」とお互い準備段階であることを強調する。
8月9日には古巣セビージャがマドリーとUEFAスーパーカップを戦うが、「見るつもりだ。もちろんセビージャに勝ってもらいたい」とエールを送るエメリ。そして、PSGという自身の新たなクラブで「皆、さらなる高みを望んでいる」と、フランスの絶対王者からのステップアップを狙う。新生エメリPSGの挑戦はまだ始まったばかりだ。
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