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ダービー中止。ペップ、ずさんな運営に怒り「中国までバカンスに来たのではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョセップ・グアルディオラ
マンチェスター・シティのジョセップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティのジョセップ・グアルディオラ監督は、ピッチ不良で中止となったマンチェスター・ユナイテッドとの一戦を受け、大会の運営組織に怒りを示している。27日、スペイン紙『アス』が報じている。

 中国・北京にて開催予定だったマンチェスターダービーは、豪雨により中止となってしまったが、シーズン前の貴重な実践の場を奪われたグアルディオラ監督は、「芝の状態は受け入れがたいものだった。我々は中国までバカンスに来たのではない、トレーニングの一環として来ているのだ。2試合の親善試合をこなしに来たのだ」と不快を露わにする。

 グアルディオラ監督は「中止の理由は、雨が降ったかどうかの問題ではなく、芝生の問題なのだ。試合の2日前の練習時にはすでにコンディションはひどかったのだ」と打ち明ける。

 さらに、怒りの矛先はインターナショナル・チャンピオンズカップ運営部に向かう。「彼らはホテルを手配し、選手を招く。そして、ピッチは十分でないということか。彼らにはどうでもいい事かもしれないが、我々、選手や監督にとっては、可能な限りベストなコンディションでプレーしたいものなのだ」と述べる。

 そして「実践の場が奪われたばかりでなく、ファンにとってもがっかりだろう。彼らは、ユナイテッドとシティの一戦を楽しむためにお金を払っていたのだ。が、いざ来ると、こんな状態では、とても受け入れられるものではない」と貴重な欧州の強豪の試合を楽しみにしていたファンを気遣った。

 遠くアジアまで来て、このような事態に遭遇してしまったシティ。ずさんな運営により、新チーム作りのための貴重な一試合を失ったグアルディオラ監督の怒りは想像に難くない。28日には深センにてドルトムントとの一戦が控えている。計算外に狂ってしまった歯車を取り戻せるか。

【了】

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