移籍が噂されるFWカルロス・バッカ【写真:Getty Images】
遂にミランのエースの買い手が現れたかもしれない。27日にイタリアの『カルチョメルカート.com』が報じている。
財政難に悩むミランの補強の鍵を握っているのは、コロンビア代表FWカルロス・バッカだ。クラブの売却交渉期間がさらに延期された今、補強資金を得るためには選手の売却しかない。その選手がバッカとされているが、同選手はチャンピオンズリーグ(CL)に参加しないことで先日ウェストハムから届いたオファーを断った。
現在バッカの獲得に関心を示しているクラブは、パリ・サンジェルマン(PSG)とバルセロナのようだ。PSGは、セビージャ時代から同選手を良く知るウナイ・エメリ監督が喜んで獲得したいようだが、外国人枠が4枠とも埋まっているために現時点での獲得は不可能である。
一方バルセロナは、狙っていたアトレティコ・マドリーのFWルシアーノ・ビエットやセビージャのFWケヴィン・ガメイロの獲得が難しくなっていることで、バッカを代役に考えているようだ。
バルセロナはミランが求める条件で交渉をする準備ができているようである。かつてミランでSDをしていた同クラブのアリエド・ブライダSDとミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOとの関係は未だ良好なままであることからも、クラブ間の合意に至ることは難しくはないようだ。
しかし唯一の障害は、バッカが絶対的な3トップからレギュラーポジションを奪うことは難しいことである。そこでブライダ氏がチームでの重要性を説得をするためにミランへ赴く可能性があるようだ。
CLでプレーしたいバッカとエースを売却したいミラン。今後のその去就に注目が集まりそうだ。
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