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A・トゥラン、まさかの母国復帰か。古巣の宿敵が獲得に関心

text by 編集部 photo by Getty Images

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アルダ・トゥラン【写真:Getty Images】

 バルセロナで苦しむアルダ・トゥランに、母国の名門クラブが救いの手を差し伸べている。スペイン紙『アス』が報じた。

 昨年夏にアトレティコ・マドリーからバルサに加入したA・トゥランだが、FIFAによる補強禁止処分のため半年間試合に出場できなかった。それでも後半戦から新たな選手登録が解禁され、念願だったバルサでのプレーを実現している。

 しかし、本領を発揮したとは言えない。アンドレス・イニエスタら強力なライバルたちの牙城を崩せず、アトレティコ時代の輝きを放てないままシーズンを終えた。

 そこでドルトムントやアーセナルといった強豪が獲得に名乗りを上げていたが、ここにきて母国トルコの王者ベシクタシュがレンタル移籍を打診しているという。

 ひとつの問題は、A・トゥランがベシクタシュと同じくイスタンブールを本拠地とするガラタサライに所属していた経験を持っていることである。両者のライバル関係は強烈で、いわば禁断の移籍に他ならない。

 当然ベシクタシュのファンがA・トゥランの加入を歓迎するとは思えず、本人も移籍を承諾するかは未知数。また選手本人としても今季に懸ける思いは強いはずだ。

 バルサのルイス・エンリケ監督は今季こそ戦力として活躍させるため、EURO後の休暇を切り上げさせて他の選手よりも早くチームに合流させたものの、しばらく移籍の噂は絶えそうにない。

【了】

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