シュツットガルトへ移籍した細貝萌【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガ2部のシュツットガルトは現地時間25日、ヘルタ・ベルリンから元日本代表MF細貝萌を2年間の完全移籍で獲得することで合意したことを発表した。背番号は「7」に決まった。
昨季はトルコ1部のブルサスポルに期限付き移籍していた細貝だが、今季から所属元のヘルタに復帰。オフ期間はヘルタでトレーニングを重ねていたが、移籍は間近とされていた。
細貝には1860ミュンヘン、ハノーファー、ダルムシュタット、古巣の浦和レッズなどのクラブが獲得に名乗りを挙げていたが、最終的にはシュツットガルトが争奪戦を制した。現地報道によれば、移籍金は100万ユーロ(約1億1600万円)程度とみられる。
シュツットガルトは今季からヨス・ルフカイ氏が就任している。同監督はアウグスブルクとヘルタで細貝を指揮しており、高い評価を与えている。
また、シュツットガルトは浦和をリーグ優勝に導いたギド・ブッフバルト氏が名誉顧問を務めており、細貝は当時の優勝メンバーのひとりでもある。
クラブのオフィシャルサイトを通じ、「シュツットガルトは大きなポテンシャルのあるクラブ。クラブの目標を達成する手助けをしたい。新たなチームメイトとファンに会うのが楽しみです」と新天地での活躍を誓っている。
昨季のブンデスリーガを17位で終えたことで降格となったシュツットガルトだが、細貝は2人の恩師が待つクラブで再起を図ることとなった。
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