アトレティコ・マドリーのルシアーノ・ビエット【写真:Getty Images】
バルセロナはアトレティコ・マドリーのアルゼンチン人FWルシアーノ・ビエット獲得レースに一歩有利な位置にいるようだ。24日付け『マルカ』が報じた。
バルセロナがリオ五輪予備メンバーにもリスト入りしていたビエットの獲得を目指しているのは周知の事実だが、セビージャも獲得を狙っているとされており、現在ビエットの未来は不透明となっている。
アトレティコのエンリケ・セレッソ会長は「ルシアーノ・ビエットはアトレティコの選手であり、バルセロナからオファーを受け取ったわけでもない。バルセロナへ行くだろうと言うのは正しいことではないよ」とオファーを否定している。
一方、「まだ何か決定したわけではない。我々はビエット残留を望むが、物事がどのように展開していくか見守っていかなければならない」と含みを持たせる発言もしている。
同紙によると、移籍金3000万ユーロ(約35億円)を要求するアトレティコに対してバルセロナは移籍金2200万ユーロ(約26億円)を用意しており、両者の提示する移籍金の中間で決着がつくのではないかとしている。
バルセロナはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの強力3トップを擁する一方、控えFWの層が長年の問題となっていた。
セビージャのフランス代表FWケビン・ガメイロの獲得も噂されていたが、同選手はアトレティコ移籍が有力視されており、第4FWの獲得が急務となっていた。
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