ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバ【写真:Getty Images】
バルセロナの幹部が、ユベントスのフランス代表MFポール・ポグバを巡る壮絶な獲得レースからの撤退を認めた。
レアル・マドリーやチェルシーなど複数のビッグクラブがこぞってポグバ獲得に名乗りを挙げていたが、古巣であるマンチェスター・ユナイテッドが制することが目前となっている。
そこにバルセロナも加わっていたのは周知の事実だったが、イタリアのTV番組『Canale21』に出演したスポーツディレクターのアリエド・ブライダ氏が、移籍市場の異変について語っている。
「確かに、彼とは1億ユーロを越える話し合いをしていた。TV放映権が多くのお金をもたらすようになったことで、移籍市場の考え方はすっかり変わってしまった。全ての選手は、程度の違いこそはあっても過大評価されている」
さらにブライダ氏は、近年高騰し続ける移籍市場において、高額になりすぎてしまったポグバの獲得を断念したことを明かした。
「ポクバが非常に力強く成長したことを我々は知っている。バルセロナは彼に興味を持っていた。しかし、状況は大きく変わってしまい、ある程度まで値段が高くなってしまったのでもう彼には興味がなくなってしまった」
ユナイテッドの下部組織出身のポグバは、2012年夏に出場機会を求めて契約満了により退団。フリーでユベントスに加入した。
ユベントスで評価を高めたポグバだが、ユナイテッドは世界最高額となる移籍金9200万ポンド(約128億8000万円)、週給21万ポンド(約2940万円)の5年契約で獲得間近と報じられている。
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