次期イングランド監督候補のサム・アラダイス監督【写真:Getty Images】
次期イングランド指揮官に、サンダーランドを率いるサム・アラダイス監督(愛称:ビッグ・サム)が就任することになるようだ。20日に英メディア『BBC』が報じている。
イングランドサッカー協会(FA)は、先月開催されたEURO2016敗退後にイングランド代表を辞任したロイ・ホジソン監督の後任監督を探していた。様々な候補者の名前が挙がっていたが、その中でも最有力候補者とされていたアラダイス監督が噂通り新指揮官として就任することになるようである。
かつてボルトンやニューカッスル、ウェスト・ハムなどのクラブを率いた経験があるアラダイス監督は、昨季に指揮官へ就任したサンダーランドで残留争いに巻き込まれながらも残留圏内となる17位に導いた。同クラブは先週、公式サイトでFAとの交渉の場を設けることを許可している。
アラダイス監督は、かつて2006年に開催されたワールドカップ(W杯)後にイングランド代表監督を退任したスヴェン・ゴラン・エリクソン監督の後任監督としてFAに打診されていたようだ。しかし、当時は結局スティーブ・マクラーレン氏が就任したことでそのチャンスを逃している。
現在61歳のアラダイス監督は、これまでプレミアリーグでアレックス・ファーガソン氏、アーセン・ヴェンゲル監督、ハリー・レドナップ監督に次ぐ4番目に多い試合数となる467試合で指揮を執って来た監督だ。同監督の就任が正式に発表されれば、同監督はイングランド代表を指揮する15人目の指揮官となり、現地時間9月4日に予定されているW杯欧州予選のスロバキア戦でデビューすることになる。
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