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Jリーグ放映権、総額2100億円で英国企業が落札。既存の約7倍

text by 植田路生 photo by Asuka Kudo / Football Channel

村井満チェアマン【写真:工藤】
Jリーグの村井満チェアマン【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 Jリーグ(日本プロサッカーリーグ)は、来季からの放映権を英・ロンドンに本社を置くパフォームグループと契約した。20日、前日の理事会にともなう記者会見を開催し、その中で村井満チェアマンが発表した。

 提示金額は年200億円以上と推定され、現在の推定金額30~50億円(年)と比べると4~7倍以上になったことになる。今季までJリーグはスカパー!と契約していたが、来季の放映権をめぐり、スカパー!、パフォームグループ、ソフトバンクの3社が入札していた。

 パフォームは当初は不利との見方もあった。同社はオンデマンドサービスが中心で、スカパー!での放送に慣れているユーザーからの拒否反応を懸念する理事もいたという。だが、NTTグループと手を組み、一気に契約にこぎつけた。

 同社は既にスポーツ特化型ライブストリーミングサービス『DAZN(ダ・ゾーン)』をローンチ。総合格闘技団体UFCの独占ライブ配信を行うほか、野球やテニス、バスケットボールなどのコンテンツも保有している。

 一部海外サッカーの放映権も取得しており、サッカーファンの視聴環境は大きく変わることになる。

(取材・文:植田路生)

【了】

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