室屋成【写真:Getty Images】
リオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表は19日、千葉県内でトレーニングを行った。
2月に左足ジョーンズ骨折(第5中足骨疲労骨折)という怪我を負い、全治3ヶ月と診断された室屋成。リハビリの甲斐もあり、6月には公式戦復帰を果たした。同月に行われたU-23南アフリカとの国際親善試合ではフル出場。そして、リオ五輪メンバーに選出された。
合宿初日の練習を終えた室屋は「ホンマに今日からオリンピックに向けてJリーグのことは1回忘れて切り替えようと思う」と、気持ちを五輪モードに変えていくつもりだ。
左右どちらのポジションでも高いレベルでプレーできるが、「対峙する相手のサイドハーフは個人の力が高い選手が多いと思う」と話す。「サイドの攻防というのはすごく重要になってくる。イメージしている」と対戦するライバルに意識を向けた。
2012年のロンドン五輪で日本はベスト4進出を果たしたが、グループステージ初戦のスペイン戦での勝利が同大会での飛躍を後押しした。「僕たちも初戦でしっかり波に乗っていけば、必ずチャンスはあると思う。本当に初戦がすべてだと思うくらいの気持ちでいきたい」と、室屋はナイジェリア戦に照準を合わせる意思を示した。
(取材:元川悦子)
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