興梠慎三【写真:Getty Images】
リオデジャネイロ五輪に臨むU-23日本代表は19日、千葉県内でトレーニングを行った。
オーバーエイジとして参加する興梠慎三は「まだ全員揃っていないから、これからどんどん喋っていきたい」と、年下の選手とも積極的にコミュニケーションをとる意思を示した。
浦和レッズでチームメイトの遠藤航から情報はもらっているようで「自分の頭の中には残っている」とし、「ピッチで一緒にやり始めたら徐々に分かってくると思う」と話した。
興梠は浦和で主に最前線を務めており、U-23日本代表でも役割に大きな変化はないと思われる。2トップの一角や1トップのすぐ下でのプレーが予想される。
「いつもチームでやっていることが評価されて呼ばれていると思う。日頃やっていることをやればいいと思うし、いつも通りのプレーができたらいいかなと」
3人だけ起用できる24歳以上の選手の一人として招集された。経験も豊富で、それだけのパフォーマンスも求められる。興梠も責任感を持って戦うつもりだ。
「オーバーエイジだし、即戦力でやってくれないと困るような立ち位置。もちろんそれも十分承知でこの大会に臨む。でもそういうプレッシャーを自分でかけすぎるのも良くないなと思うし、本当にいつも通りやることが一番。平常心でやることが一番大事」
自身が 22 歳のときに開催された2008年北京五輪ではメンバーから落選する悔しさも味わった。しかし大会期間中、当時所属していた鹿島アントラーズで出色のプレーを見せた。あれから8年。オーバーエージとして五輪に向かう興梠は、ブラジルの地でどのような活躍を見せるだろうか。
(取材:元川悦子)
【了】