レスターとの契約更新を断ったマフレズ【写真:Getty Images】
レスター・シティ指揮官のクラウディオ・ラニエリ監督は、相次ぐ主力の放出に頭を悩ませているようだ。16日付の英紙『ガーディアン』が報じている。
レスタは、昨季に奇跡のリーグ制覇を成し遂げた。その優勝の立役者となった主力たちをこれまで残留させて来たが、チェルシーへ移籍したフランス代表MFエンゴロ・カンテの退団を皮切りに相次いで退団希望者が出始めている。
その1人が、俊足ドリブラーのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズだ。クラブは同選手をチームに引き止めるために現在の年棒の2倍以上の額となる500万ユーロ(約5億円)の更新オファーを提示したが、同選手はそのオファーを断ったようだ。
マフレズの契約が切れるのは2019年。クラブとまだ3年間も契約が残っているにもかかわらず、同選手はその契約更新オファーを断ったどころか、今夏の退団さえも希望しているとみられている。そのために同選手は代理人に別のクラブを探すよう要求したようだ。
現在25歳のマフレズは、フランスリーグ2部のル・アーヴルから2014年にレスターへ移籍。昨季には公式戦39試合に出場して18ゴール10アシストを決め、アーセナルやバルセロナといったビッグクラブから興味を示されている。
相次ぐ主力の退団に優勝チームの解体の音が聞こえ始めているレスター。ラニエリ監督の新シーズンは急坂発進となりそうだ。
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