ドルトムントへの移籍が近づくゲッツェ【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが、再びボルシア・ドルトムントで日本代表MF香川真司と共にプレーする可能性が現実身を帯びてきた。16日にドイツメディア『シュポルト・アインス』が伝えている。
2010年から2年間香川のチームメートだったゲッツェは、2013年にドルトムントから宿敵バイエルン・ミュンヘンへ移籍。しかしジョゼップ・グアルディオラ監督の信頼を勝ち取ることができず、昨季終了間際にはカール=ハインツ・ルンメニゲCEOから退団を示唆する発言をされている。
そこで、先日古巣のドルトムントへ復帰する可能性が浮上した。同クラブとゲッツェは移籍することで個人合意に達し、後はクラブ間合意を残すのみとまで報道されていたが、そのことをルンメニゲCEOを裏付けている。
ルンメニゲCEOは「まだ決まったわけではないが、ドルトムントと彼の代理人と交渉中であることを認めるよ。まだ成立はしていないから最終合意に至る必要がある」と交渉を認めた。
「ゲッツェは素晴らしい選手だが、残念ながらバイエルンでは機能しなかったことを忘れてはならない…彼はここに3年もいるんだ」
さらにルンメニゲCEOは、来週の初めには交渉が成立する可能性も明かしている。「彼の値段は最早周知の通りだね。それさえ合意すれば成立する」とすでに最終段階にあることを告げた。
もしこの移籍が実現すれば、香川とは4年ぶりの共演となる。果たしてゲッツェは今夏に大量の主力を失ったチームの救世主になることができるだろうか。その際には宿敵に移籍して「裏切り者」と罵られたサポーターとの和解も必要となるだろう。
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