ブラジル五輪代表のガブリエル・ジェズス【写真:Getty Images】
リオ五輪ブラジル代表のFWガブリエル・ジェズスのレアル・マドリー入りが近づいているという。16日、スペイン紙『アス』が報じている。
19歳のブラジルの新星獲得を巡っては、マドリーの他、バルセロナなども興味を示しているというが、ジェズスが所属するパルメイラスのスポーツディレクター、アレクサンデル・マット氏が現在スペインに滞在しており、その目的はマドリーとの交渉ということが、ブラジルの複数メディアに報じられている。
しかし、いくつか障害もある。ジェズス自身が、パルメイラスでのプレー続行を望んでいるという。現在、同チームは、現在ブラジル全国選手権で首位を走っており、ジェズスも史上最年少での得点王達成という記録もかかっていること、そして、翌シーズンのリベルタドーレス杯を戦いたいことがその理由という。
これを考慮し、マドリー側は獲得後、1シーズン半は引き続きパルメイラスでのプレーを認めるという提案を持ちかけているとのことだ。
また、現在2400万ユーロ(約28億円)というジェズスの違約金だが、その取り分の内訳が代理人55%、選手15%、クラブ30%ということで、選手側の取り分が少ないことも障害となっているという。
こうした状況を踏まえても、ジェズスのマドリー入りは近いと『グローボエスポルチ』など母国ブラジルメディアも報じている。今後の動向にも注目だ。
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