アンドリー・シェフチェンコが母国の監督に【写真:Getty Images】
ウクライナサッカー協会は15日、同国代表の新指揮官にアンドリー・シェフチェンコ監督を招聘すると発表した。
EURO2016でグループステージ敗退に終わったウクライナ代表は、ミハリオ・フォメンコ監督がその責任を取って辞任していた。シェフチェンコ新監督は2年間の延長オプションがついた2年契約にサインしている。
シェフチェンコ監督にとって最初のミッションは2018年のロシアW杯出場権を獲得することだ。ウクライナ代表で111試合に出場し48得点を挙げた英雄は、低迷が続くチームをW杯に導く最も重要な仕事を任された。
アシスタントコーチにはミラン時代に自身が指導を受けたマウロ・タッソッティ氏と、同じくミランに所属し一昨季までテクニックコーチを務めたアンドレア・マルデラ氏を迎えた。またフィジカルコーチにはシェフチェンコ監督がディナモ・キエフ時代に共に働いたスペイン人のラウール・リャンチョ氏を任命している。
ウクライナにとって英雄的存在のシェフチェンコ新監督だが、トップレベルでの指導経験はほとんどない。現在39歳の新米監督は母国を再び高みへと導けるだろうか。監督と選手では国民からの見られ方は全く違うだけに、厳しいプレッシャーをいかにかわして結果を出すか注目が集まる。
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