ナポリのゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】
ユベントスは、本気で今夏にナポリに所属するアルゼンチンFWゴンサロ・イグアインの獲得へ乗り出すつもりのようだ。14日にイタリアの『ジャンルカディマルツィオ.com』が伝えている。
イグアインの代理人は先日、ナポリの補強方針を痛烈に批判したことでクラブとの関係が悪化した。それにより今夏に放出される噂が浮上したが、現在宿敵のユベントスがその状況を利用しようとしている。
両クラブ間が歴史的なライバル関係にあることからも取引は難しいとみられている。ユベントスは取引に選手を含めて移籍金を下げることを考えているようだが、万一受け入れられない場合でも、今年の7月31日まで有効な9400万ユーロ(約110億円)の解除金を2年に分割して支払う気でいるようだ。
クラブと契約更新することを断ったイグアインは様々なオファーを検討しているようだが、ユベントスは年棒750万ユーロ(約8億円)での4年契約をオファーするとみられている。そして、ここ数日間に代理人と交渉をした結果、両クラブ間で合意に至れば承諾するという返事を返したと報じられている。
しかし、ユベントスさえ解除金を支払えば、イグアインは直ぐにでもサインをするつもりでいるようだ。もちろん、さらに好条件のオファーが届けば状況が変わる可能性もあるようだが、解除金の有効期限が迫っていることからも、ここから宿敵同士の両クラブ間の交渉が開始するとみられている。
今季に悲願のチャンピオンズリーグ制覇を狙っているユベントス。この取引次第でその実現の可能性がさらに高くなることは間違いないだろう。
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