目標はワールドカップのグループステージ突破
タイは2月にウズベキスタンで行われたAFCフットサル選手権で3位に入り、9月10日からコロンビアで開催されるワールドカップへの出場を決めている。一方、日本は出場権が得られる5位以内に入れず、大会後、ミゲル氏は日本代表監督から退任していた。
タイは2012年からオランダ人のビクトル・ヘルマン監督が指揮を執っていた。だが2月、タイサッカー協会の新会長にソムヨット・プンパンムアン前警察長官が就任すると、前体制下でのヘルマン監督との契約内容の見直しも進められ、協会側の発表によると新たな契約が合意に至らず、ワールドカップまでの時間も考慮して監督交代に踏み切ったという。
本大会のグループステージでタイはロシア、キューバ、エジプトとともにグループBに入っている。ミゲル監督は「目標はグループステージの突破。できることなら、ベスト8に進みたい。そのためには、タイはこれまでで最高の試合をしなければならないだろう。タイを世界のトップレベルに押し上げたい」と意気込む。
2012年のAFCフットサル選手権決勝も含め、かつて日本代表を率いてタイとは幾度も対戦してきた。ミゲル監督は「(日本代表監督時代の)7年間でタイとは何度も戦っており、負けることもあったし、勝つこともあった。対戦相手として長所も短所も知っている。タイには創造性にあふれた素晴らしい選手たちがいる。日本以上だろう」と高く評価する。