壮絶な過去を明かしたポルトガル代表FWエデル【写真:Getty Images】
EUROでポルトガル代表を優勝に導く決勝弾を決めたFWエデルは、知られざる壮絶な人生を歩んでいたようだ。英紙『デイリー・メール』が伝えている。
フランスとのEURO決勝で途中出場したエデルは、スコアレスで迎えた延長後半に右足を振り抜き、この試合で唯一のゴールを決めた。
これにより一躍ヒーローとなったエデルだが、実の父親は義母を殺害した容疑で服役中なのだという。
「僕の父親は牢屋にいる。僕が12歳の時からだね。僕の義母は亡くなって、彼は殺人の罪に問われた。そして彼は16年の懲役を言い渡されたんだ」
西アフリカのギニアビサウ出身のエデルは、2008年にポルトガルのアカデミカ・コインブラでプロキャリアを歩み始めている。当時から父親とは頻繁に会っているようだ。
「アカデミカに加入してからお金を稼ぐようになった。そして、イングランドの牢屋にいる父に会いにいくことができた。休みの度に、彼に会うためにイングランドに行ったよ」
その後はポルトガルの強豪スポルティング・ブラガを経て昨年夏にスウォンジーへ移籍。しかしプレミアリーグでは活躍を見せることができず、今年の冬にフランスのリールへと移籍している。
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