ナポリのゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAで正真正銘の禁断の移籍が実現してしまうかもしれない。14日、イタリア『カルチョメルカート.it』が報じている。
移籍が噂されているのはナポリのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインだ。同選手は昨季セリエAで36得点を記録し、66年ぶりにセリエA単年度得点記録を樹立した。しかし、今夏イグアインの代理人がナポリの補強方針を痛烈に批判したことで関係が悪化。一転して放出が決定的とみられている。
そして、イグアインの獲得に乗り出したのが宿敵のユベントスだ。同クラブはイグアイン獲得に移籍金7500万ユーロ(約87億円)に相当するオファーを準備しているとのこと。移籍金の一部はナポリが獲得を希望しているロベルト・ペレイラを組み込むことで担保するとみられている。
昨季首位のユベントスと2位のナポリという上位チーム間の移籍というだけではなく、伝統的にナポリサポーターはユベントスに対して憎悪に近い感情を抱いている。ミランやインテル、ユベントスといったライバルクラブ間の移籍も禁断の移籍と表現するが、ナポリからユベントスへの移籍はこれらの比ではない。
ナポリとユベントスの関係、そして現在のセリエAのパワーバランスを考えた上でも正真正銘“禁断の移籍”とみられるイグアインのユベントス移籍の噂。果たして実現はありえるのだろうか。
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