戦力外となっているマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
日本代表MF本田圭佑とミランで同僚だったリバプールのFWマリオ・バロテッリは、再びチームから放出されるようだ。13日付の英紙『デイリー・ミラー』が報じている。
再び古巣リバプールへと戻って来たバロテッリは、昨年に同クラブの指揮官へ就任したユルゲン・クロップ監督の下で心機一転を図ろうとしていたようだ。しかし同監督はバロテッリを戦力としては考慮していないようである。
クロップ監督は、「まだタレントは消えていないし、ワールドクラスの選手だ」とまずバロテッリが素晴らしい選手であることを強調。
しかし、「新たなクラブを探そう。これについてはすでに彼と話してはっきりとさせてあるんだ。彼のキャリアを考えても、ここでポジション争いをするより別の解決策を見つける必要がある」とチームには同選手の居場所がないことを明かした。
リバプールにはすでにダニエル・スタリッジ、ディヴォック・オリジ、ダニー・イングス、クリスティアン・ベンテケと4名のFWがいる。さらにロベルト・フィルミーノや今季に加入したサディオ・マネもこのポジションでプレーできる選手だ。
クラブは、今季で契約が切れることからも、これまで僅か1得点しか決めずに期待を裏切ったバロテッリを売却して資金に変えたいようだ。
クロップ監督は、「ここに戻って来てからとても真面目だったね。これは本当だよ。ここで可能な限り調子を取り戻させれば、新たに彼を獲得したいと望むクラブが現れることは間違いない」と語っている。
しかし、買い手が現れずに最近では中国へ移籍する噂も上がっているバロテッリ。その去就に注目が集まりそうだ。
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