元インテルのパブロ・ダニエル・オスヴァルド【写真:Getty Images】
過去に日本代表DF長友佑都やDF吉田麻也の同僚だった元イタリア代表FWパブロ・ダニエル・オスヴァルドが現役引退をする可能性が浮上しているようだ。12日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。
オスヴァルドは、現在無所属だ。最後に所属したクラブはアルゼンチン1部のボカ・ジュニアースだったが、コパ・リベルタドーレスの対戦中にチームメートの前で煙草を吸い始めたその不適切な態度がもとで今年の5月16日にクラブが契約を解除している。
現在セリエAに昇格したペスカーラが、ミランへ移籍したFWジャンルカ・ラパドゥーラの代役としてオスバルドを迎えようと検討中だが、無所属とはいえ30歳の同選手が年棒を下げることを承諾しない限りは手が出せない金額の年棒だという。
ペスカーラの他にも、セリエAのジェノアやスペインのマラガやビジャレアルといったクラブも同選手の獲得に関心を示したようだが、ここ3年間でローマ、サウサンプトン、ボカ、ユベントス、インテル、ポルトと世界中のあらゆる場所で期待外れなパフォーマンスばかりをして来たことからも、真剣にオスバルドに期待したいと思うチームを見つけることは難しいようである。
その上、アルゼンチンでは「ボカを退団した後に現役を引退するかもしれない」と噂されており、これからはオスバルドが情熱を注いでいる音楽へ専念するためミュージシャンに転向することになるかもしれないともいわれている。
これまでに何度もチームメートやクラブ、サポーターと問題ばかり起こして来た“問題児”だが、再び一流のサッカー選手に返り咲くことはもう二度とないのだろうか。
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