レアル・マドリーのハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】
レアル・マドリーは、肩の故障の不安を抱えたままバカンスに興じているMFハメス・ロドリゲスに怒りを露わにしているようだ。9日、スペイン紙『アス』が報じている。
ハメスは、6月23日にコパ・アメリカ準決勝で敗退した後に、つかの間のバカンスに入っていた。しかし、この数日、ハメスは夫人や友人たちとビーチでサッカーやバレーボールに興じる姿がメディアに流されており、こうした事が、痛めた肩の状態を危惧しているクラブ側には不快に写っているということだ。
コロンビア代表のハメスは、先のコパ・アメリカの初戦となったアメリカ戦で左肩を脱臼し、途中交代を余儀なくされていた。その後の出場が危ぶまれる中で、次戦には復帰し、以後も出場を続けていた。同様に、ハメスは2月にもチャンピオンズリーグの試合中に転倒し、同箇所を脱臼していた。
こうした状況を踏まえて、マドリー側はこのオフに、ハメスに手術を勧めるべく、その部位での権威の一人であるミケル・アランベリ医師とコンタクトを取っていたが、ハメスは手術回避を選択したということだ。
現時点で、ハメスは7月25日にチームに合流する予定であり、その後、自らの去就を確定させるべく、ジネディーヌ・ジダン監督と会談の場を持つと噂されている。クラブの心配をよそにバカンスを満喫する背番号10の扱いには今季も悩まされることになりそうだ。
【了】