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ミラン、中国資本投入で“幹部一新”? 37年間寄り添った名物CEOが退任か

text by 編集部 photo by Getty Images

アドリアーノ・ガッリアーニ
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEO【写真:Getty Images】

 ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOが37年間捧げて来たクラブと別れを告げる可能性があるようだ。7日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

 ガッリアーニCEOは同日、今季からミランを率いることになったヴィンチェンツォ・モンテッラ氏の就任発表記者会見で自身の将来について語った。「9月にクラブの株式の譲渡取引が完了するまではミランの最高経営責任者(CEO)として必ずクラブに残る」と噂されている中国企業へクラブを売却した後に退任する可能性があることを明かしている。

 そして「年を取ってから何をするかなど考えたことはないね。この取引が完了してから何をすべきか検討しよう。ミランに残ることになるか、それとも別の場所へ移ることになるかは分からないよ。現在の私の任務は移籍市場が閉まる8月31日まで取引に専念することなんだ」と付け加えた。

 たとえ退任することになるとしても、それは決してミランのシルビオ・ベルルスコーニ名誉会長との関係が壊れることを意味することではないようだ。ガッリアーニCEOと同会長は、お互いに起業家同士だった1979年からの仲である。

 ガッリアーニCEOは「ミランでの私の将来についてどのような決定が下されようとも、それはベルルスコーニ名誉会長と合意したことだよ。彼とは人生の絆で結ばれているんだ。37年間も共にした仲だからね。今後のことについては何も心配してはいない」と同会長との深い関係を強調した。

 1986年からミランのCEOに就き、5回のチャンピオンズリーグと8回のセリエ制覇を経験したガッリアーニCEO。その去就に注目が集まる。

【了】

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